あずきう〜まん

スケオタ 万年初心者スケーター

グランプリシリーズWD〜その先にあるまだ見ぬ景色を楽しみに待つ!

もうすぐスケアメ…

そんな投稿をした直後でした。

楽しみにしていた配信…

夫と娘が休みになって、日帰り温泉に出かけていたので、アーカイブでゆっくり見ようかな。

ちょうど食事の時間に見ちゃおうかな〜とか

思っていた矢先にその一報を目にしました。

詳しい情報は見ないようにして

ゆっくりご飯を食べたり、お風呂に入ったり…

娘がいてくれたので気持ちは紛れていました。

 

帰宅して落ち着いてから

スマホを恐る恐る開いてみました。

 

https://twitter.com/yuma_kagiyama05/status/1580856215633989632?s=46&t=6DyLLp714Aorz9aDiZIt4g

f:id:yushoima:20221016213635j:image

本人からのお知らせ。

 

前回のブログの最後に、

 

もしだめでも、次に向けての前向きな選択と言うことで落ち込まないこと。。

 

そう言ってましたけど…

やっぱり涙が溢れてきそうで…

 

配信も夜遅くになってやっと見ることがてきました。

 

ローリーとのブラッシュアップは9月に行ったと言っていたと思います。

 

正直、全く怪我を感じさせる滑りではありませんでした。

ジャンプはしていないものの…

 

言葉ではとても表せない。

 

ローリーがため息をついて…

優真お礼を言っていました。

あなたに素晴らしい贈り物をもらった…と。

優真がアーティストになっていくのを見ることができ、その一翼を担えたことが嬉しいと…

そんなような事をいっていました。

 

私の陳腐な語彙力で語ることはできないくらい…

 

新フリー、Rain In Your Black Eyes

大変な傑作になることを確信しました。

 

本当に優真に出会えたことに改めて感謝すると共に

これだけの素晴らしい滑りができるのに

怪我で試合に出られない事がどんなに辛いかと…

そう思うとまた涙腺が崩壊してしまいました。

 

ただ、優真の様子は落ち着いていて…

滑りからも怪我を感じさせないのと同様で…

何故かこちらが癒やされてくる穏やかな笑顔を見せてくれているのです。

 

『左距骨疲労性骨障害、左腓骨(ひこつ)疲労骨折』

具体的に聞くと不安にはなります。

 

腓骨は、前に夫がバイクでコケたときに骨折した骨なのですぐにわかりましたが、距骨というのは、検索してみると、筋肉に守られてない骨みたいで…

とても大切な骨なのかなと思われます。

優真の柔らかい足首の、まさにクッションとなってその負担を吸収してくれてきた大切な骨なんじゃないかなと…

 

疲労骨折だと手術するということもないみたいですし…時間をかけて自然治癒するしかないのでしょうが、何しろ激しく負担のかかるトップアスリートの場合…完治してもまた激しく負担をかけてしまうわけで…大丈夫なのか?

どんどん不安が膨らんでしまう…

 

でも…

優真はなんだかスッキリしているように見える。

人に心配をかけまいと、辛いことは内に秘めるタイプでもあるかもしれないが…

そうそう隠せる方でもない気もするし…

上手く受け流す術を身に着けてきてきるのか…

 

配信の最後に優真も制作に参加し、自らナレーションも担当したショートムービーが流されました。

 

前半、その制作の過程も紹介されていて…

いろいろなワードの書かれたカードから選んだものを元に文章を作り、さらにその中からテーマを決めていったり、たくさんの写真の中からモチーフを決めたり、ナレーションも自分の意見を出し、スタッフさんと打ち合わせを重ねたりして作り上げたようですね。

 

映像の仕事をしている息子が

高校、大学と、芸術系に通っていたので…

制作の過程を少しのぞくこともあって、本人から相談を受けたり一緒に考えたりしたこともあるのですが、

 

いろんな言葉や写真や日常のさりげない会話や景色

たくさんなものをひっぱり出して、文字で書き出したり絵にしたり…写真を撮ったり…とにかく自分が表現したいもの、テーマを(テーマがある場合はそれに合う素材を)をみつけていく。

 

他者とコミュニケーションを取ることで、自分では絶対に出さないものも出てくるし、気づいていなかった本当はちょっと隠したいところとか、なんとなく格好つけたいところとか、逆に譲れないこだわりなども見えてくることもある…

殆どのものは捨てる事になるのだけれど、いろんなものを出していくことで、自分の殻を破るみたいな効果もあるかもしれない。

 

優真もそういうことにも取り組んでいたんですね。

 

そして、映像を創るという目標のもとに行ったその過程が、彼の心の面も整理してくれて、それがあの落ち着きにつながっているのかなとも思えました。

 

優真は写真を趣味として、素敵な写真を時々見せてくれますが…

こんな時こそアーティストとしての資質を磨くときなのかもしれませんね。

 

それは、気分転換であり意識改革にもなるんではないでしょうか。

 

改めて、動画制作を発案し、共に制作した鍵山チームの素晴らしさを感じました。

 

そして、正和コーチの姿は今回もない。。

大人になっていく息子の自立を少しずつ促してきたように思っていましたが…

オリンピックメダリストとなった息子に対して、さらに親離れ子離れを加速させているのでしょうか。

もちろん、以前からコーチとしては技術面の担当で、表現面は振付師をはじめ、いろいろな方に指導をお願いしていたから、配信は振付や表現に特化した内容なのでそうなるのでしょうけど…

(ちょっと寂しいけど…) 

もちろん、表にでられないだけで、共に生活されているでしょうし、指導もされているはずですけどね。

試合になればまた正和コーチにもお目にかかれると言うことですよね。(楽しみにしてます♡)

 

そう…怪我のことは本当に心配で…

しばらく、試合で見られないのはとても寂しいですけど…何度も動画を見るうちに、私なりに優真の思いを想像しながら

また少しずつ落ち着きを取り戻しつつあります。

 

配信の先行公開のYouTube画像での

 

https://youtu.be/2eANexC5w0U

f:id:yushoima:20221016233229j:image

タブレットを持ってくるくる回ってる様子があります。

 

おそらくこんな感じでタブレットスマホのカメラでとったのかな?というような映像がショートムービーの最後の方に少しだけあるんですね。

 

お父さん譲りの優真のあの気持ちの良いスケーティングは、もちろん遺伝や小さい頃からの指導もあるとおもうのですが、以前から私は、ちっちゃな赤ちゃん優真がお父さんに抱っこされて滑った時に見て身体で感じた原風景が彼の中に強く刻まれているんではないかと思っていたんです。

こんな万年初心者(今、全然滑ってない)の私でも感じるスケートの爽快感…

あの正和コーチのスケーティングなら、どんなに素晴らしいかと想像した結果、そう思ったわけです。

 

優真カメラの映像は、視覚だけですが、素晴らしいスケーティングを感じられて…

とんでもないトキメキと共に

 

「生まれ変わったら優真の子供になりたい✨」

 

そんな願望が生まれてきてしました…

(ヤバイやつと思われそう…💦)

 

なんか、現世の夢じゃないというのが何ですが…

大きな夢ができました🤣

しかし、これは相当な徳を積まないと実現しないでしょうね。

がんばります💪

 

なにはともあれ…

謎の展開で…私は元気になってきました(^O^;)💦

 

表現はその時の感情によって違ってくる。

でも、試合となればどんな時も花を咲かせなければならない。

この言葉の中に、アーティストの意識と、アスリートとしての覚悟が共存している。

 

昨シーズンのGPイタリア大会の力強い演技、オリンピックの自信と楽しさに溢れた演技は、あの時の心情からくる特別なもので、

「あんな演技今はできない」

と言っていました。

そう言えるほどその時の思いのすべてを出し切ったということですね。

あの時の演技はあの時だけのもの。

良い思い出だけど、同じことはできないし、それを求めてはいない。

優真は未来を見ているんだなと思いました。

今のこの試練の時を乗り越えた先に待っている、まだ見たことのない景色にシャッターをきることを

楽しみにしているのでしょう。

 

スピンやジャンプは頑張るのは当たり前で、これまでもずっと頑張ってきた。

振付は寝ながらでも踊れるように身体に染み込ませる。

そんな言葉は変わらぬアスリート魂からくるところ。

 

アスリートとしての揺るがぬ心と身体と技術の鍛錬の上に

表現者として、自分の心を自由に開放させていく。

 

彼が目指すオールラウンダー像がまた少しわかってきたような気がします。

 

きっと、私達にもまた見たことのない景色を

見せてくれることでしょう。

 

晴れやかな笑顔と大好きなあの滑りが見れる日を

ずっと待っています。