あずきう〜まん

スケオタ 万年初心者スケーター

言葉にできないWerther《PIW横浜》

ブログの更新がなかなかできなくなっております💦

私自身の覚書としてもう少し認めておきたいところなんですけどね。

このところ、ちょくちょく推しの話題が出てきているんですがね〜書ききれません。

 

前にワールドとネイサンの自伝について書いたりしていたのですが、その後今日までの話題としては、プリンスアイスワールド横浜公演に急遽行ったことは書いておかねばなりません。

 

前回、イタリアでのローリーとカロリーナとの合宿のニュースが入りましたが、その後その時の映像が見られて…優真がスペシャルフィギュアを披露してくれたのです。

私も今回初めて知った『スペシャルフィギュア』という名称。コンパルソリーの発展形?と思ったのですが、別物だというツィートなどもありました。

どちらも図形を描くという『フィギュア』の元々の意味では同じなんだと思いますが、『コンパルソリー』は私自身も記憶しているくらいの近年に(ワタシ的感覚であり、結構昔と言えばむかしw)競技の中で行われていたから認知されてるというか、きっちりと数やパターンが決まってると言うことみたいです。(ざっくり)

スペシャルフィギュア』に関しては、ある意味自由というかいろいろな図形があって、どんどん増えてもよいって事です。

浅田真央さんがよく披露してくれてるアレという方がわかりやすいですよね。(それはスケオタだけ?!)

『コンパルソリー』は8の字を基本にしたもので、『スペシャルフィギュア』はいろいろな図案があるというので、ワタシ的解釈では『スペシャルフィギュア』のほうが広義で、その中に『コンパルソリー』も含まれるのかな?などと考えたりしております。

どちらも今も競技としてあるとかってのもどこかで見かけました。(ソースがよくわかりませんけど)

 

スペシャルフィギュア』の説明が長くなってしまいましたが(説明にもなってないざっくりとしたワタシ的解釈にすぎない)それを優真がイタリアのバレーぜのリンクで披露してくれたわけです。

 

朝日に照らされたリンクで優真のエッジの音が静かに響いていて…ローリーの"Yes! Yes! ”と囁く声…そして"すご〜い!”と感嘆の声をあげています。

 

それはもう神聖な…と言っていいほどの美しい光景でした。

 

本当に優真はスケートが上手いんです。このスペシャルフィギュアを見て改めてそう思ったし、そして怪我でほぼ離脱していた今シーズン、怪我に負担をかけないようにしながら、元々しっかりとした基本のスケーティングの部分、そして美しい身体の使い方をさらに磨いてきた事がよくわかりました。

 

そして、ゴールデンウィークで家族の予定の調整もありギリギリまできめられなったPIW横浜公演に行くことにしました。今回は席はどこでもよかったのですが初日の夜公演のSの一番うしろながらもロングサイドの真ん中が取れました。

 

優真は今回何を見せてくれるのか全くわかりませんでした。午前の初演で素敵な衣装の新プロという情報だけは流れていました。

 

元推しプロスケーター時代は(現役最後もだったかな)新プログラムは初演まで情報はなかったので、ショーは必ず初演で行っていたのを思い出しました。

今回は初日ながら初演ではなかったのですが情報があまり漏れて来なかった理由は見てからわかりました。

 

誰もそう簡単に語れるものではなかったということです。

何度も見ている方で、普段は音楽や構成などすぐに把握して言葉にできる方でも、1〜2回ではとても言葉にできなかったと言われていました。

 

私は一度しか見ていないので今も語ることはできません。

 

この期間中(5/5)に20歳の誕生日を迎える若者の演技とは思えない、とてつもないものを見た…という感想です。

 

イタリアバレーゼで見せてくれたスペシャルフィギュアの動きのようなものから始まりました。

オペラの歌声にのせて…

あとはもう夢心地…

それまで見えていたPIWの壁のセットが正直全く見えず、右も左も東も西も上も下も…そういう概念がなくなったかのようでした。

元々彼のスケーティングは軽やかに雲海の上を飛んでいるようだと思っていましたが…

 

神の子が神になった…

 

そんなふうに感じた不思議な時間でした。

そして自然と涙があふれていました。

 

この演技こそ言葉にすることがはばかられる演技はないのではないでしょうか?

考えるな、感じろ!

正にそういう演技。

 

曲はオペラWerther

イタリアのバレーゼの合宿でローリーとカロリーナと共に三人でつくりあげたものだとか。

練習の過程で自然に生まれたと言うようにもとれました。

どうやらこのオペラも見に行ったようです。

そして、このブログラムは当面エキシビジョンにする予定もなく、良ければ次のイタリアでのオリンピックのSPにするかもしれないとのこと。

確かに…いや、またローリーに頑張ってもらって壮大なフリーにしてくれてもいいのよ〜と思うほど。

 

また見たいとは思うのですが、しばらく隠しておいてもいいのかもとも思えるほど。

 

優真は、全日本のあと人生で初めて2ヶ月も氷から完全に離れたと言うことでした、

何故スケーターは痛みなどあっても少しでも毎日氷に乗るのか?それは休めば氷の上での感覚はなくなってしまうから。

小さな頃からしっかり身体に染み付かせたものがリセットされてしまうんですね。

その怖さもわかっていながら正和コーチは覚悟を持って休ませたようです。

 

そしてローリーとカロリーナとの合宿でフィギュアスケートの原点に回帰しながら…技術と表現力を同時に磨いて行ったんですね。

正和コーチも参加して有意義な時間を過ごせたようです。

そんな中で生まれた作品だったのですね。

 

優真は正に生まれ変わったわけです。

 

神の子が神になったという私の感想も間違えではなさそうです。

 

これまでは、子供の頃からしっかりとした技術の基礎を積み上げその上に芸術的表現力を乗せてきたイメージだったけれど、今回は大人になったタイミングで両者を同時に磨き上げたという感じでしょうか?

だからこそ技術的なものが一つ一つ際立つというよりは音楽や物語の表現の中に溶け込んでシームレスになっている感じがしました。

 

写真で切り取ると恐ろしく美しいエッジの深いイナバウワーやイーグルが、見ているときはただそのエッジの深さと同じく深く深く心に刻まれるのです。しかし、彼が氷に刻むその傷は美しいトレースを描き、見るものの心には深く刻まれたとてそれは痛みではなく限りなく癒やしと浄化を与えてくれるのではないかと、そんな風に感じました。

 

じつに感覚的でポエミーではありますがここまで言葉にできたのもあれから2ヶ月近く経ったからでしょうか?

 

(この投稿も大分時間かけてます^^;)

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PIWミーグリではちゃんと見ていっぱいお手振りしてくれたのに、スタンドからスマホ撮影は厳しかったのでお誕生日メッセージにしたバナーとホゲータを。。

 

さてシーズンも終わりに近づき試合の開催地日程が続々発表される中…

 

先日、優真は復帰後初めて、全日本前に練習していた4Fを飛んでみたら一発で降りちゃったそうです🙀

 

スケーターとしてはとてつもない領域に入ってきた優真ですが、試合にはやはりジャンプが必要です。

 

以前から得意な4Sはすぐに取り戻せたのはわかりますが、まだチャレンジ段階だった4Fを一度で降りるなんて〜

ジャンプができない間の身体作りのトレーニングや栄養や睡眠をしっかり学んで実践してきた成果でしょうね。

 

左足でトゥをつくトーループをまだやっていない段階でこれは朗報ですよね。

 

逆回りスピンもシレッとこなす彼ですからね。

フリップをトーループ並にしてくる事も可能なのかな?と思っています。

 

優真は本当に期待以上予想以上!

 

来季、全日本は長野

おそらく現地で見ることは難しいので、東京ブロックにかけている私ですが…(あとJOインを待つ)

配信で沢山試合見れたらなって思ってます。

 

今週末のノジマのイベント(トークショー一日店長イベント)にはハズレて落ち込んだりはしてますが(^_^;)

 

お茶の間でも全力応援して、優真と正和コーチの笑顔をたくさんたくさん見たいと思います。

 

優真くんのスケートは癒やし

笑顔は希望