2023ワールドとネイサンの自伝
またまたブログ滞ってしまいました(^_^;)
SNSでの応援メッセージにも励まされているというような優真の言葉があってから(どこで言ってたか忘れましたが)最近は、情報収集のためだけだったツィッターでも少しだけつぶやいてみたりするようにしております。
しかし、どうもタイミングがマイペースすぎるし…
旬なタイミングではなかなか言葉が出てこないんですよね〜(^_^;)
と言う事でブログに戻ってきました。
(ほとんど見られてなくて気楽だしw)
世界選手権のことについては…今更語り尽くすパワーはないので簡潔に〜
正直、優真のいない世界選手権は、始まるまでは、かなり複雑な気持ちでした。
男子SP(&ペアFS)と、男子FS(&アイスダンスFD)を現地観戦の予定でチケットを取っていました。男子FSの日は遠征してくる友人と一緒でしたしペアと女子のスモメダセレモニーも当たっていたので行くつもりでしたが、平日のSPの方は一人で取っていたので、長時間の観戦はちょっと辛いかな、それなら来シーズンの観戦費用にまわしたいなあ〜なんて思って、チケットトレードに出しておりました。
でも、ここで(&ペアFS)の部分…そもそも男子メインでチケットを取っていたわけなんですけどね。りくりゅうの初優勝をこの目で見れるなら行きたいなと言う気持ちが大きくなっていました。(葛藤)
結局、トレードも成立しなかったことに内心ホッとして(^_^;)3/23現地観戦に向かいました。
迷っていたFODプレミアムも、前日のペアSPや女子も見たくてギリギリに入りました。
とは言え、優真がいない淋しさは拭えず、ぼっち観戦ということもあり、そこまで気持ちは盛り上がりきれませんでした。
でも、同じ県内のたまアリなのでさほど気合を入れずにふらりと向かうことができたのは意外と良かったとも言えます。
推しがいる試合だと勝手にこちらも緊張しすぎて始まる前からぐったりしてしまっていましたから(^_^;)
SPはロングのキスクラの真向かいのS席で7列目というなかなかの席でした。(まだ映像チェック終わってませんがTVに映り込みもしてました)
そして、始まってみれば、当初男子メインのつもりが、今回は(&ペア)(&アイスダンス)の部分をかつてないほど、ものすごく楽しめたのです。
とにかく驚くべきことに平日のお昼ころから、あのたまアリにお客さんが結構いっぱいでした。
土曜日のアイスダンスは、さらに!
しかも、どちらも、日本代表のりくりゅうやかなだいが出てくる前からちゃんとお客さんが入ってる事には感慨深いものがありました。
(昔のスカスカな頃を思うと)
簡潔に書くつもりが長くなってしまう〜〜
結論として、これまで見てきた試合の中で『最高』の試合でした。
優真がいないのに『最高』ってのもね、、という思いもありながら…
久々の声出しもできたし、特定の選手にではなく全ての選手に惜しみなく国旗やバナーを掲げて送られる声援拍手が本当に温かく、楽しくて…
選手たちも応援に応えるような神演技が続出!!
本当に素晴らしかったです。
私も出遅れて買えていなかった友野バナーを会場で買うことができて…友野REDの一員となれました。逆に、りくりゅうバナーは売り切れで、カナダ国旗やフランス国旗を用意できなかったことは残念に思いました。
その位、楽しかった。
それでも優真をここで見られていたら…どんなに良かったか…そんなことも思いながら、個人的に思い入れのある、りくりゅう、かなだいやキーガン、エイモズくんや友野くんでは完全に泣いてましたよね。感情が忙しかったw
選手たちも本当に感動しているのがわかって、さらにまたぐっとくるというね〜(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)
優真…また4年後になっちゃうと思うけどここに必ず戻ってきてね。
きっと、その時に私の『最高』を更新してくれるのはやはりあなただと思うのです。
私のスケオタ生活はまだまだやめられないことが、確定しました。←やめるつもりでした?
(ま、現地は近場だけですけどね)
その後、優真の情報がない中…
「鍵山くんのファンに読んでほしい」とあちこちで言われていたので…
買いました!ONE JUMP AT A TIME
そして読んでいる途中に嬉しいニュースが…
https://twitter.com/kyodo_official/status/1643603282164879361?s=46&t=5J0-xySZQB6dEquXBLdWTg
フィギュアスケート男子で、左足首を痛めて戦列を離れている北京冬季五輪銀メダルの鍵山優真が4日、イタリア北部のバレーゼでの合宿を共同通信に公開し、来季に向けて「一日一日、成長しているとすごく感じている」と手応えを示しました。
あ~~イタリアでローリーとカロリーナと合宿ですって〜!!!
昨年のプログラムは持ち越しとのことです。
まだ、練習に戻って間もなくジャンプも少しずつ戻していくようですね。
今は表現面、プログラムのブラッシュアップを行ってから、帰国してから本格的にジャンプの練習をして、できるジャンプを組み込んでいくのでしょうね。できるトレーニングは続けながら、怪我をしたところはしっかりと休ませることができたんだと思います。
話はネイサンの自伝にもどります。
(そうこうしてるうちに読了)
正直、私は平昌のあたりは、元推しの引退により試合を熱心に見ていなかった頃なので、オリンピックの記憶も(一応見てるんですけど)あまりないんです。ネイサンがフリーで素晴らしい演技をしたことは憶えていますが、SPに関しては、ジャンプの失敗で17位だったことは、情報としてわかってているけど、リアルタイムで見ていなかったのか、彼のどん底をあまり憶えていないというか感じてないんですよね。
だから、ネイサンのイメージはそれ以降…
ものすごく強い、絶対王者のイメージが強かった。
もちろん、中国から渡ってきたご両親が大変な苦労をして5人のお子さんを立派に育てた事や、ネイサンがスケートだけでなく名門イエール大学の優秀な学生であり、仲間を大切にするナイスガイであることは知っている。
とにかくパーフェクトヒューマンというイメージが強かったんです。
でも、今回、この自伝を読んで…日本語訳ではあるけれどネイサン自身のの言葉が、まるであのイケボて語りかけられているかのように(日本語じゃないから聞こえるわけないけど)ちゃんと入ってくるのですよね。
平昌の時のこと…怪我のこと…
読んでいてこちらも辛くなってくるほどでした。
そして何よりもネイサンは決して鋼のメンタルの持ち主ではなく…周りの話を聞いても受け入れられず一人で判断して苦しんだりしていたんですね。
とてもイライラしていたなんていうだけで、勝手に持っていたイメージからすると、意外で…
仲の良いお母さんともちゃんとぶつかり合ってきたというのも…意外だけど親近感を覚えました。
ネイサン、人間だったんだな。
(なんだと思ってたんだー)
家族との関係、ラファとの関係、友人関係などを赤裸々に語ってくれています。
読んだ方々が、優真くんのファンには読んでほしいと言っていて、正和コーチへのリスペクトの言葉をのべてる方もいたのですが
決して優真に対して多くを語っているわけではないのです。
ただ、ほんの一言に優真へのリスペクトと期待が込められているのがわかりました。
正和コーチのことは、実際はなにも語られていませんが、ラファやネイサンのお母様の人柄や指導方針などを読むにつけ…父親でありコーチである鍵山正和さんの父としてコーチとしての偉大さを感じずにはいられませんでした。
オリンピックの行われたソールトレイクに生まれ育ったネイサンにとって、オリンピックは大きな夢であったこと…苦い経験もあって北京で見事な金メダルに輝いた。
読むまでは、そんな輝かしいサクセスストーリーかと思っていましたが
これはネイサンという一人の人間の成長の過程と、関わってきたすべての人々への感謝の手紙なんだなと思いました。
ネイサンの本を読んでから、改めてストックホルムのワールドのフリーを見ました。
正直、あの頃は、SPにミスはあったものの、FSは完璧すぎてちょっとつまらない位に思っていたところがありました。でも、思っていたよりも人間臭い彼のこれまでの人生を知ってから見る事で、ジャンプや点数がどうとか考えずに見ることができ、とても味わいのある素敵な演技だなと感じることができました。
オリンピックシティーに生まれたネイサン。
そして、4年違いの同じ誕生日の優真は
オリンピアンの父の元に生まれた。
ネイサンが演技を終えてリンクを出るところの映像に入れ替わりに滑り出して行く『緑の子』がチラリと映っていました。
二人のオリンピックも申し子の運命を感じました。