あずきう〜まん

スケオタ 万年初心者スケーター

独断と偏見の『つるスケ』考

 

ついに、随分温めてきたものを出させていただきます。(そんな大層なものではないですが(^_^;))

 

 

『つるスケ』とは…

 

スケオタには普通に普及していることばですが…

文字に起こすと…

全部ひらがなだとちょっとふざけた感じだし…

全部カタカナもなんだかね〜

変換すると『鶴助』なんて出てきたりします。

(時代劇に出てきそう)

お酒の銘柄みたいにも見えますよね。

 

で、ワタシ的には…

つるスケでいこうかなと…(^_^;)

(どうでもいいw)

 

SNS難民(というと大げさですが)なので

あまり情報はない方です。

つるスケについて特に定義はないので

あくまで独断と偏見で

語ってみたいと思います。

 

 

まず、私は、つるスケが大好物!

と言いながら…

自身は万年初心者のフリースケーターで

スケート教室に所属せず、個人レッスンを不定期に受けてきました。

コロナ渦で、一般滑走の時間も短くなり、

プロスケーターでもある先生には

しばらくお会い来てませんが💦

 

スケーターとしてもスケオタとしても

極めているとは言い難いのですが…

(実はスケーターというのもおこがましいレベルw)

 

ま、そんなことはいいですよね?!

独断と偏見と前置きしてますからね!

 

 

さてさて

つるスケとは…簡単に言うと

文字通りつるつるとスケートを滑ることで

つまり、究極のスケーティング!(ざっくり)

 

トップスケーターは

ある意味、皆、凡人には分かりかねるスケーティング技術をもっているのですが

 

なかでも、

力というより、エッジの上の絶妙な位置(かなりピンポイント)での体重移動で滑るといいますか…

見ていてストレスのない、とにかく気持ちの良いスケーティングが『つるスケ』なのだと思います。

 

そういったスケーターは

見る人によって、好みもありますが

 

私は、以下ののタイプにわけることができると考えました。

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

①ギフテッド型

 文字通り神様から与えられたスケーティングスキルを持つ天才型。

しかし、後天的要素(努力、鍛錬)もなければ完成しない。

 

②アーティスト型

 天性の素質もあるが、後天的要素が大きく

踊り心があり、

想いが伝わりやすい。

アーティスト系ダンサータイプ。

 

③パッション型

 パワーを効率的に活かした情熱的なスケーティング。

北米選手によく見られる。

 

※Passionはキリストの受難の意味があるそうですが、ここではあくまで、情熱という意味です。

 

 

私の知っている範囲なので、

男子シングルスケーター、生で見られた

現役選手と数年前まで現役選手というあたりで

具体例を紹介していきたいと思います。

(一部例外あり)

 

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パトリック・チャン

 

なんと言っても、①の代表格はこの人でしょう。

ストレスのない心洗われるようなスケーティングは

単純に『上手い』というだけでは説明がつかないところは正に神様からの授かりものですよね。

一蹴りで一瞬にして加速していくスケーティングは秀逸です。

もはや蹴ってすらいないようですよね。

①のタイプは、あまりにストレスがなさすぎて、難しいことをやっているように見えない上に

スムーズな滑り過ぎて熱い気持ちを伝えにくく

淡白に見えてしまうきらいがあります。

ですが、細かい動きを軽やかにこなす、リズミカルなスケーティングは、

オシャレなジャズナンバーなどが

正にぴったりですよね。

しかし、全盛期のパトリックは

結構熱いんですよね〜!

今、見てもやはりSpecialなスケーターだと思います。

 

 

 

☆髙橋大輔

 

②の代表はこの人です!

何より『踊り心』が半端ないです。

天性の踊り心と、幼い頃からの鍛錬の賜物と言えるスケーティングだと思います。

ターンは、深いエッジワークで

膝の屈伸により大きく緩急をつけていきます。

単純に踊りがうまいだけではできない

グッと心を掴んでいくスケーティングですね。

世界一と呼ばれたステップによって

熱い想いが伝わるところは

③の要素も兼ね備えていると言えるでしょう。

 

今はアイスダンサーとなり

よりスケーティングに磨きがかかっていますね。

アイスダンサーのつるスケ率、半端ないので、その中でも存在感を出していってほしいですね。

 

 

 

キーガン・メッシング

 

③の代表はこの人!!

深いエッジで

強い筋力と体幹による

パワフルでスピードのあるスケーティング

グイグイっとくるのに爽快で

熱い想いもダイレクトに伝わってきます。

不思議とこういうタイプは北米に多いんですよね。

近年は、弟さんを亡くすという悲しいできごともありましたが

今は結婚して幸せいっぱいで

自身の感情と人柄が演技に現れていて

世界選手権の演技もグッとくるものがありました。

 

 

 

小塚崇彦

 

日本の①ギフテッド型の代表はこの人。

『つるスケ』の言葉は彼を指すと言っても過言ではないくらいですよね。

言わずとしれた『サラブレッド』

お父様やお祖父様の滑りはあまり見ることはありませんが

お父様ではなく、佐藤信夫コーチについていらっしゃいましたね。

日本の『つるスケ族』の代表的一派ですよね。

 

天性の才能が光るのですが

幼少期から正しく

教えられることで身につく部分も大きいのが

①のタイプかもしれませんね。

 

小塚くんはPIWのふれあいタイムで

結構お話ししてくださって

同行の友人が

「この人、小塚くんの足ばかり見てるんですよ〜」

と、つるスケフェチを暴露されてしまいましたが…

めげずにお願いして撮らせていただいたのが

この足元写真ww


f:id:yushoima:20210526132251j:image

※ご本人に許可を頂いて撮影していますw

 

立っている足もきれいですね。

本当に気さくな方でした。

最近はショーにも出られていないのが寂しいですが…

ぜひ、『つるスケ』の伝承に貢献してほしいものです。

 

 

 

宇野昌磨

 

この人も、元来、高橋大輔選手リスペクトとあって

②の部類に入るでしょう。

天性の踊り心と音楽と絡み合うようなスケーティングが持ち味です。

小柄ながら、③に通じる力強さも兼ね備えています。

性格的に天然系なので、天才型のイメージが強いのですが

スケーティングに関しては、子供の頃から無心で練習に励んできたことが大きく影響しているのかなと思います。

音楽を体現する感性は生まれ持って備わっているような感じがします。

 

 

 

ジェレミー・アボット

 

この方は北米に多い③タイプと思いきや

①なんだと私は思います。

①のスケーティングは、スケーティングのみで

見るものを幸せにしてくれるんですよね。

 

数年前、ショーで来日中に、リンクで練習してるところを見させてもらえる機会がありました。

単純にメインリンクだけ貸切で、私はたまたま一般滑走でサブリンクにいたというだけなんですが

豪華な面々で…滑るのを忘れて見入っていました。

帰り際に「ジェレミー!」と遠くから声をかけたら

めちゃめちゃ飛び上がって両手を降ってくれました!(何か一生懸命言ってくれてましたが

よくわかりませんでしたけどね💦)

こういう人柄もスケーティングににじみ出ますよね。

生で演技を見たときは涙が出るほど癒やされました。

 

ジェレミーのコーチは佐藤有香さん。

言わずとしれた、佐藤信夫先生の娘さんですから、

ジェレミーも、日本の『つるスケ族』佐藤一派と言えるでしょう。

(他の派閥はわかりません💦)

 

 

 

☆ジェイソン・ブラウン

 

この人は②と③の複合型です。

皆、何かしら複合型なんですが

③の北米系は、欧米人のガッチリした体格の人の

滑らかながら、パワーのあるスケーティングのイメージです。

ジェイソンは、私が話すまでもなく

大変踊れるスケーターで(そこが②)

その柔軟性も半端なく…

とにかく上手くて溜息がでますね。

クワドがなくても高得点が得られる稀有な存在です。(最近頑張って入れてきてるけど〜)

いつもニコニコしているジェイソンを見てると

③というのは、ハッピーオーラも半端ないってのも特徴かもしれませんね。

 

 

 

ここで、

ヨーロッパの選手はどうなんだよって思いますよね。。

 

最近の選手で言うと

☆ミハイル・コリヤダ選手②

☆ケビン・エイモズ選手②

がそうかなと思います。

 

コリヤダくんは、以前はそれほど思いませんでしたが、最近は、スケーティングも含め体の使い方の美しさが際だってきたように思います。

 

エイモズくんは柔軟性と半端ないダンスセンスを存分に見せつけてくれますよね。

まさにアーティストですね。

そういう表現は美しいスケーティングあってこそ輝くんだなと思います。

 

 

ヨーロッパの選手は

欧米人なのに、意外に③ではなく

アーティストの②イメージが強いかな〜

やはり③は(あくまで個人的に)北米のイメージ。

そして①はほとんどアジア系になっちゃってますね〜💦

 

 

☆ハン・ヤン

 

この人を忘れてはいけません。

以前は幅のある3Aに度肝を抜かれたものですが

最近は、スケーティング、こんなにうまかった?

と思うほど、素晴らしいです。

彼も①のタイプに他なりません。

でも、彼のスケーティングを見ていると

クワド合戦に乗りきれなかったことで、

(詳しく知らないけど怪我とかもあったのかな?)

天性のスケーティングに磨きをかけた結果のようにも思います。

2020四大陸選手権の時だったでしょうか?

優真が、ハン・ヤン選手のスケーティングが

素晴らしかったと話していましたね。

優真のお手本スケーターリスト(スケーティング部門)に載っている一人だと思われます。

(お手本リストの存在は私の勝手な妄想ですw)

 

 

デニス・テン

 

テンくんは②のタイプかと思います。

踊り心の髙橋大輔選手に対し

テンくんは、天性の音感といいますか

音楽的センスを強く感じるスケーターです。

伸びやかなスケーティングが確実に音楽を奏でているのがわかる気がします。

実際、音楽一家で育っているので、音楽の素養バッチリなんですよね。

インスタでも、ピアノやギターや歌も披露してくれてましたよね。

歌声、素敵だったなあ〜

心の動きを音やリズムに乗せさらにブレードに乗せていく…そんなことができた人のように思います。

 

 

 

☆ネイサン・チェン

 

さて、世界チャンピオンを忘れてはいけませんね。

ネイサンにはつるスケのイメージってあまりないですよね。

彼はジャンプがものすごいし(言うまでもないことですが)

とにかく様々なエレメンツが満載のプログラムを演じているので、

そして全てが高いクオリティなため、正直スケーティングに目が行かないんですよね〜ww

でも、彼の場合、つるスケと感じさせないところがつるスケなんじゃないかな〜と思います。

 

彼のタイプはというと①②③トータル型とでもいいましょうか?

正にオールラウンダーの彼にふさわしくってところてすね。

特に②の要素が強いのかなと思います。

彼も、デニス・テン選手と共通するところで音楽の素養がかなり高いレベルで備わっているので

特に細かいリズムまでスケーティングや身体の動きで表現できているんですよね。

さらにバレエや体操のレベルも高いことから、

身体感覚、バランスを取るための重心の乗せ方を熟知してるように思われます。

そして、様々な要素を緻密に考え、鍛錬の上、独自のセオリーを持って氷の上に落とし込んでいった結果が彼のスケーティングなんだろうと思います。

 

 

あ〜

ネイサンすごいな…

これは本当に高い壁…

(優真推しとしての心の声が…)

 

 

さてさて

大トリを飾るのは

もちろん٩(♡ε♡ )۶

愛しの彼ですよ。

 

 

 

☆鍵山優真(&正和)

 

 

(&正和)をどうしても入れたかった(^O^;)

優真を知ってから鍵山正和というスケーターの演技を知ることとなったのですが

優真はとかく、ジャンプの着氷時の膝と足首の柔らかさが父譲りと言われますが

その膝と足首の柔らかさこそがつるスケの源なんですよね。

 

父、鍵山正和さんは

氷ではなく雲の上かのようにすいすいと柔らかく滑らかに滑る、そして、静止状態から一蹴りであっという間に加速してトップスピードになる…

紛れもないつるスケ①です。

膝と足首の柔らかさは神からの授かりもので

それを活かし、さらに相当の鍛練を積んだ結果、生まれたスケーティングだと思います。

 

 

優真は遺伝的にその膝と足首の柔らかさを父から受け継いでいます。

本人もそこは特に何をしたわけでもないのでそうだろうと言っていますね。

そしてさらに父は幼少期からその他の様々な部位が成長と共に硬くなる前からしっかりと柔軟をさせてきているとのこと。

脚を上げるにも前やだけでなく横にも上がるようにとか…

すべての関節、あらゆる方向に対して柔らかく稼働するようにしてきているようです。

それは、怪我をしないためでもあることから、

父からの愛情のこもった授かりものといえるでしょうね。

間違えなく①のギフテッド型

神からと父からという無敵の才能と身体能力によるスケーティングは軽やかで滑らかでありながら

とんでもなくスピードがある。

 

さらに彼には操先生の言葉を借りると

「踊りの火種がある」

踊り心はまた天性のものだとおもうのです。

つまり②でもある。

さらに音を奏でるようなスケーティング

歌に例えると

強弱をつけたり声色を変えたりビブラートをかけるという目に見えてわかることの他にも

ロック系、ジャズ系、ソウル、ファンク系の音楽などで言うところのグルーブ感というものが出せるタイプ。

つまり、ロングトーンしか表せないようにみえるスケーティングの中にも確実にリズムが刻まれていて、だからこそうねりのようなものが出せて、さらに様々な色のついた音を奏でてるようであるということです。

 

さらにスピードと深いエッジワークは、勢いとパワーも産みだしている。③要素もあり。

 

まだまだ哀愁とか色気を出しきれていないところが伸びしろなのかもしれないですね。

そういうところは、大人になってからのお楽しみですよね〜(˶‾᷄ །། ‾᷅˵)

その分、今は、若さという勢いと楽しさのある軽快なスケーティングの魅力を堪能しましょう!

 

しかし…つるスケの代名詞『Take5』を

小粋に滑りこなす17歳(当時)

とんでもないです~(好きです♡)

 

 

つまり、優真もオールラウンダーを目指すだけあって、①②③トータル型と言えますね。

(ネイサンと一緒!誕生日も一緒!)

 

ネイサンが②要素が多めであるのに対し

優真は①要素の上に②③が乗っかってくる感じ。

①がしっかりとあるから②③の伸びしろは未知数!

 

結局、推しへの愛がだだ漏れてます…(^_^;)

 

 

やはり

スケーティングが全ての礎なんですよね。

優真のジャンプは、スケーティングのスピードを活かし飛んでいる。

スケーティングの途上にジャンプがあるという感じで、演技中勢いが衰えない。

 

スピンもなんだかんだ言ってエッジをしっかり使っている訳で、ただ回ってるだけじゃない!

スケーティングがうまい人はスピンも上手いものなんですよね。

 

なにより

それまで優真の事を何も知らなかった私が、一目惚れしたのは

6練で、氷に足を踏み入れた瞬間の『つるスケ』だったのですから…

 

 

こうやって語りながら考えをまとめてきたつもりなんですが、(全然まとまってないw)

正直、シビアにスケーティングだけのことを言えば、つるスケとは①のみなんだ!と、思っていたところがありました。

でも、確かに、天性のものは本当に尊いけれど、

幼い頃からの鍛練とか、芸術的センスとか、

いろんな要素あっての事だなって思い、

結局、自分の好きなスケーティングをする人を選んだ感じですかね。

(M氏をなぜ入れないww)

 

 

色々と語ってきましたが…

 

『つるスケ』とは、清らかなるもので

癒やしであるのです。

 

少なくとも私にとっては…

 

(辛いときには優真の『つるスケ』と『キスクラ』を見ます❣)

 

 

 

それにしても長い文の中で、文字以外、

小塚くんの足元写真しかない事に気づきました^^;

 

つるスケのよくわかるオススメの動画のリンクを

貼るとかすればいいのですが…

(単に苦手ということもあり…)

とにかく私は好きなことを感じるまま

(独断と偏見で)語るのが好きみたいです。

(情報系ブロガーにはなれない)

読者がほとんどいない自由さもあるでしょうねw

また、SNSで、人並みに惑わさた過去もあり

たどり着いた境地でしょうかw

 

 

また、つるスケーターのプログラムなどは、

別の機会に(ちゃんと動画のリンクを貼って)

少しずつ、また語りたいと思います。

 

 

『優真のお手本スケーターリスト』

なるものも、勝手に考えてみたいな〜と思いました!!

 

 

 

#パトリック・チャン

#髙橋大輔①②

#キーガン・メッシング③

#小塚崇彦

#宇野昌磨

#ジェレミー・アボット

#ジェイソン・ブラウン②③

#ケビン・エイモズ②

#ミハイル・コリヤダ②

#ハン・ヤン①

#デニス・テン

#ネイサン・チェン①②③

#鍵山正和①

#鍵山優真①②③