あずきう〜まん

スケオタ 万年初心者スケーター

子供の心はジェンダーレス

パラリンピックが開幕しました。

この状態下、議論も尽きない訳ですが、

コロナのことを抜きに何も語れないと言うことは承知の上でのお話です。

 

ダンサーを目指している娘

21歳になりました。

娘が幼稚園の年中の頃のことです。

 

3年保育で幼稚園に入園していた娘ですが

家では末っ子ですが幼稚園では身体が大きく

同級生の中ではお姉さん的な存在。

お兄ちゃん二人の家庭環境のせいか

家ではわがままお姫様(モンスター)でありながら

外では、女の子の割にはサッパリした性格でお世話好き。親が言うのも何ですが、すでに、誰にでも愛される人気者でした。

 

私自身は、男の子二人を育ててきたせいか

女の子たちのお母さんを含めた人間関係にはちょっと距離を置いているところがありました。

正直苦手でしたね。

ま、一概には言えませんが、ちょっと面倒くささみたいなものを感じていました。

子供なんかほっといても仲良くなるもんだと思うのですが、幼い女子同士の関係には、母親の根回しみたいなのが見受けられるというか…

まあ、3人目のベテランママなので、そこに全力を注ぐ必要もなかったし、娘も親がなんとかしなくてもお友達関係はきづけていたので特に支障はありませんでした。

 

幼稚園の二年目になると、二年保育の子が新たに入ってきます。

新学期に保護者会のようなものがあり

母親ひとりひとりも子供を含め(ほぼ子供のこと)自己紹介をしました。

 

新しく入ってこられた子のお母さんの一人のお話は

うちの子は両足がありませんというところから始まったと思います。

3歳で病気のために、両足の膝下の切断を余儀なくされたということ。

まだ、そのときは手術から1年もたっていなかったんだと思いますが、その経緯を、お母様が涙ながらに話されていたことを覚えています。

幼稚園でお友達と楽しくやっていけるだろうかと不安でいっぱいのお母さんの気持ちが伝わって、私も目頭を熱くしたものです。

 

それまで、友達関係に関しては放任主義の私も

さすがにその時は少し考えてしまいました。

娘に、その子に優しくしてあげなさいとか仲良くしてあげなさいなどと話すべきなのか?

確固としたものはなかったのですが、悩んで決めかねたというか…

結局、そのときは娘には何も言わないでおくことにしました。

 

それから、しばらく経って、新しく入園した子も随分慣れてきた頃に

お友達のお話を娘から自然に聞くことができました。

娘はその子についても話してくれました。

「〇〇ちゃんもおともだちだよ。

〇〇ちゃんは、足がないの。でも他の足(義足のことかな)つけてると歩けるの。でもね、足が曲がらないからね、みんなで集まって椅子に座るときには座れないの。だから、私だっこしてあげるの。」

 

何も言わなくて良かったと思いました。

我が娘は、障害はその子の個性の一つとして受け止めていて、できないことがあればできる子がお手伝いすればいいだけだとシンプルに思っていることがわかりました。

お友達は、誰も特別ではなくお友達なんです。

 

後で先生からもお話を聞きました。

娘は、いつも自分から、その子が椅子に座るときや困ったときにすぐに抱っこしてくれるんだそうです。

でも、お世話してるという感じではなく自然に。

子供って自分の役割みたいなものを見つけると俄然張り切るところありますよね。

娘は抱っこするのが嬉しかったんでしょう。

そういえば、他のお友達もよく抱っこしてました。

戯れているみたいな感じでしょうか。

力自慢したいのかしら?なんて思って笑ってしまうくらい。

 

何をしてあげたらいいのかとか

難しく考えていた自分がバカバカしくなりました。

 

小さな子どもには偏見はないんです。

もともととジェンダーレスなんですね。

そこへ大人が余計な知識を上書きする必要はないのかなと思いました。

 

確かに、子供には、人と違うことを揶揄したりいじめてしまうような残酷な面もあることは確かです。

 

大人はそういう傾向があれば、早めに教える必要はあるかと思います。

 

でも、娘は、親が言うのもなんですが

本当に素敵な子だなと、その時思ったものです。

(親バカ発動ww)

 

小学生のころは

家に遊びに来たお友達とクッキー作りをしていた時

 

わたしも、まだ低学年の子どもたちなので、近くで見守っていたのですが

お友達が、クッキーの型抜きをしながら、

そこにいない別のお友達の嫌なところを延々と話しているのです。

しかも、

「○ちゃんもあの子のこときらいよね?!

嫌いでしょ?!」

と、娘に同意を求めるんです。

(女子のこういうとこ…(-_-;)

って思ってみてたんですが〜)

娘はクッキー作りに集中していたのか

「あ、そっちの(型)かして〜」

とか、

「ほら、上手くできた!」

と、話を完全にはぐらかしたというかスルーして

その子の気持ちもクッキー作りに引き戻していったのです。

 

娘は、悪口を言われた子の事も、自分は嫌いじゃなかったから悪口を言う気にならなかったんでしょうが、そんなことないと反論すれば、言った子と気まずくなる。

どちらも否定せず、華麗にスルーした娘(話を聞いてなかった説もありますがw)にしきりに感心したものです。

 

その頃の私なんて

数人のグループで、ボス格の子以外の子を代わる代わる仲間はずれにするという悪循環から抜け出せずにいた事を思い出します。

たとえば、風邪で学校をやすめば、次に登校したときには、みんなに無視されてしまうんです。

で、次のターゲットが決まると今度はその子を無視しなければならないわけです。

小学校は、1〜2年生がクラス持ち上がりだったので、いつから始まったかはわかりませんが、そんなことが、2年生の途中までは続いていました。

2年生のときに、そのうちの一人のお母さんから参観日の日に

「仲間はずれはやめてね」

と一人一人に言われたのがきっかけで

結局、最後にボスをみんなで無視!

その子が泣いて終わりました。

 

しかし、そんな強い子の顔色をうかがってばかりだった弱い私から生まれたのに

類まれなる世渡り術を持ち合わせている娘。

大きくなるとそれなりに理不尽な思いやストレスもあるのでしょうが

相変わらず上手くやっているようです。

最近は、天然なこともあって、お姉さんキャラではなく、素の妹キャラでかわいがってもらってることで

楽になった部分もあるのかもしれませんね。

(家では相変わらずわがままお姫様だけど、ムードメーカーではあります)

 

さて、そんな娘の話を思い出したのは

昨日のパラリンピックの開会式を見たからなんです!

 

なんと、その幼稚園のお友達が

開会式で国旗を持って入場してきたからなんです!

 

何年か前にTVでパラ陸上を始めた高校生として紹介されていたので、娘と

パラリンピックに出るかもね!」

なんて話していたのですが

幼稚園の途中で、うちが引っ越してしまったので

その後はお会いしていないので詳しいことは知りませんでした。

 

アナウンサーが紹介していたのですが

陸上短距離の競技で世界記録をもっているそうです。

でも、その競技がパラリンピックではなくなってしまって今回は出られないみたいです。

競技も障害の程度とか細かく分かれてるから

限られたカテゴリーしかパラリンピックではやれないみたいですよね。

でも、期待のパラアスリートとして、開会式に出るなんて…こちらも勝手に、とても誇らしく嬉しくなりました。

今は、他の競技にもチャレンジしているとかで

次回のパリでは彼女の勇姿を見られるかもしれません!

 

娘に話したら

「すごい!!」

と喜んでいましたが

「もう、私のことはおぼえてないだろうなあ。」

と少し寂しそうではありましたが

それでも次のパラリンピックにでたら、

応援したいねって話をしました。

 

あの3〜4歳の彼女しか知らない私達ですが

その後の成長の過程ではいろいろな苦労や葛藤があったことは想像に難くありません。

 

彼女は覚えていなくても

私達母子には忘れられないお友達で

今も陰ながら彼女を応援してる人、他にもたくさんいると思います。

 

小さな子どものキラキラした眼差しを

思い出しながら

 

パラリンピック

個性的なアスリートたちによるスポーツとして

純粋に楽しめたらいいなと思ったのでした。

 

もちろんテレビでね。

 

 

https://www.kpu-m.ac.jp/doc/news/2021/20210615.html

 

緑茶がコロナにいいという話を小耳に挟んで、

娘に「強制緑茶タイム」とか言われながら

飲ませていたのですが

その娘がこの記事を見つけて送ってきました。

 

ま、お茶ならね。

嘘でも飲んで害になることはないし

美味しいし、手軽だし、いい事ずくめですよね。

これからも、沢山のみましょう🍵

 

うちの母親は昔からかなりの緑茶ドリンカーなのですが、お茶を飲むってやはり理にかなった習慣だったのね〜とかなり自慢げでしたw

流石です!