アスリートの怪我とセルフコントロール力〜もうすぐ世界選手権!!
間もなく世界選手権が始まりますね。
単純に「楽しみ❣」と言えない状況はとてもつらいのですが…
ここはあえて、単純に…
しかし…
戦争をしかけている国が参加しないからとか
誰々が出ない大会は意味がないとか…
まあ、いろんなご意見はあるかと思いますが
それでも、コロナも含め、いろんなことがある中
一つ一つの大会の開催そのものに感謝し、
全力で臨んでいるアスリートたちの姿勢を誰も否定できるものではないでしょう。
男子シングルは、オリンピックメダリストが揃い踏みで…本当に楽しみにしていました。
ネイサンの棄権は残念です。
でも、ネイサンの冷静な判断は素晴らしいなと改めて尊敬するし…
自分の身体のことは自分が一番よくわかるはず。
ネイサンも慢性的な痛みを抱えながらのあのパフォーマンスを保ってきたのかと思うと…
頭が下がる。
自分の身体をしっかりケアしてまた良いパフォーマンスを見せたいと思ってくれているのだとしたら
ファンにとっては嬉しい話だと思う。
競技なのかショーなのか…(これは誰かのセリフ?)
まだ彼も明言していないけど…
オリンピック後に世界選手権に出ようと思っていたわけだから…
今回のオリンピックでの経験があって
まだ、優真や昌磨と試合をしたいという気持ちが生まれていたとしたら…
二人にとっても嬉しいことなんでしょうけどね。
(あからさまにあの二人はネイサンファンだからwww)
そして、ネイサンは、自分が出ない試合で勝っても真のチャンピオンではないなんて野暮なことは思いますまい。(絶対に言わないしね!)
優真にチャンス到来です。
優真もまた、ネイサンのいない試合でチャンピオンになったとて奢るような人間ではない。
でも、卑下することはないのだ。
堂々とチャンピオンを名乗ってほしい。
ネイサンならいざ知らず、
あの方がいないから…なんていうトンチンカンなことを言う輩は現れるでしょうけど🤣
あ、でもまだチャンピオンになったわけではありません。(タラレバはよくないですね💦)
優真は、自分自身の戦いをするだけです。
今できる力を出し切って、さらにベストな自分を目指すだけです。
優真は本当に恵まれた素晴らしい身体を持っていて
さらに、元トップ選手の父が小さい頃から
怪我をしないためのトレーニングをして身体を作ってきた事が元気に試合に出られる要因でしょう。
本当に…
正和サンキュー♡
なのである…(何様?!(^_^;))
さらに、森永inトレーニングラボの浅井利彰トレーナーの話がオリンピックの時に記事になっていましたね。
https://hochi.news/articles/20220209-OHT1T51260.html
身体の歪みが少なくバランスが良く、体幹が強くしっかりしている事がジャンプの安定に繋がっているのでは?
ということ…
正和コーチは小さい頃から左右のバランスよくトレーニングしていたというような話を何かで読んだことがあります。
柔軟も前後左右にどちらにも脚が上がるようにとか…
怪我をしないように…
選手であった自らの経験と親としての愛情の賜物である。
もちろん、膝や足首の柔らかさは父譲りで、天性のもののようだけど、そこを活かすために身体全体のバランス良いケアをずっと行ってきていたわけだ。
更に、浅井トレーナーによると、
セルフコンディショニング能力、意識、知識も非常に高く、試合前のウォーミングアップでも、その日の調子に合わせて、自分でちゃんと組み立てができているそうだ。
自分の身体のことをきちんと理解し対応しているということだ。
さらに、オリンピック期間中も、試合からエキシビジョンの間のおそらくコーチのいない自由な練習だったかと思われますが、調子がよく4Lzの練習までしていて
「この調子ならあと3日くらいで降りられそう。」
と言っていた。
しかし、その後
「靴が柔らかくなってきたのでルッツの練習はやめました。」
と、冷静な判断をしています。
昌磨や海外選手たちとの交流もありながらの楽しい練習の中でも、楽しみながらも舞い上がらないところは素晴らしいなと思いました。
そして、怪我の話といえば…
三浦佳生くん。。
世界選手権出場が決まっていましたが
ここに来て怪我で棄権…
四大陸選手権の後に肉離れをして
そことはまた別のところ?をまた怪我…
(詳しくはわかりませんがー)
ど素人の私でも思うのですが
怪我をした場合…怪我の部位を無意識に庇ってしまう事から、別のところにも負担がかかりやすくなるのではないでしょうか?
四大陸選手権後の怪我があった段階で
世界選手権の代替選手は友野くんでよかったのではないでしょうか?
ワタシ的には、ジュニア選手である三浦くんを
オリンピック、世界選手権の第一補欠にした段階で
間違っていたのかな?と思っていました。
確かに全日本の成績では4位でしたけど
補欠ほど、急な場面での対応、調整力が問われますし、友野くんはその立場ではスペシャリストとまで呼ばれるほど(^O^;)←褒めてます💦
その友野くんが全日本順位で次についていて
グランプリシリーズでも台乗りしたばかり。
なぜジュニア選手の佳生くんを第一補欠にする必要があったのか?!
コロナの影響で、ジュニア選手が国際大会に出られなかった事で、場数を踏ませたい。
シニアに上がる前にポイントを積ませたい。
ということなんでしょうが…
だめですよね。
結局、優真がジュニア時代に全日本で台乗りし
四大陸選手権で台乗りしたこともあって
イケるだろう…と思ったんでしょうね。
四大陸選手権の選考はまあ、良かったでしょう。
でもそれ以上の負担はさけるべきでしたよね。
素人の私でも…と何度も言ってしまいますが
当然ジュニアとシニアでは構成も変えなければならないわけで、ジャンプを抜いたり入れたりというだけの話ではすまないわけです。
優真がシニアに上がった昨シーズン
試合がすくなかったこともあり、
インターハイや国体にも出ていましたが
シニアの構成からジュニアの構成にすることも
楽そうに見えて、ちょっと難しいというようなことを話していました。
行ったり来たりは大変なはず…
経験の浅いジュニア選手ならなおのことです。
本命であるはずの世界ジュニアのことを考えたら
ジュニア構成でじっくり練習する方が良かったのではないかと思います。
特に佳生くんは、ジャンプは得意ですが
柔軟性に乏しく、スピンなどにかなり問題があると思われます。
まだ身体の成長も止まりきっていない年齢で身体が硬いとなると、怪我のリスクも高いのは
本当に素人の私でも危惧するところでした。
成績の上でも、4回転を入れられないジュニアのSPでは、ジャンプ以外の質もしっかり上げていかなければならないと思います。
優真や駿くんでも4回転を飛び始めると同じジャンプの3回転が飛べなくなったりということもあったようですし…
つまり、スケ連の明らかな失策ですよね。
佳生くんは、世界ジュニアは棄権していないと言っていますが、回復次第というところでしょう。
間に合ったとしても、練習は充分に積めない状態で臨むことになりますよね。
少し良くなったからと、追い込んでまた怪我をしないようにだけ気を付けてほしいですね。
佳生くんには、性格的にもあの方味を感じて
(リスペクトしてるみたいですからね)心配になります。
若いし、熱い気持ちは彼の魅力でもあるかと思いますが、
勢いは無謀とは違うので、そのあたり、周りの大人がしっかり諭し、サポートをしてあげてほしいものですね。
今回のことはほんと、スケ連が悪いと思いますけどね。
本当に下手すると選手生命に関わりますからね。
三浦くんのようなジュニア選手には
大きな試合に抜擢するより
しっかりと体調やメンタルの管理ができるように
専門のトレーナーを派遣したりして指導するといったことの方が大切なんじゃないかなと思います。
全く情報はないですが
やはり怪我で、全日本に合わせられなかった
佐藤駿くん。
彼は逆にじっくりと怪我を治す機会が与えられました。
シニアのグランプリシリーズで台乗りも果たしながら、ジュニアでの出戻りには複雑な思いもあるのでは?と思いましたが、ぜひ世界ジュニアのメダルを取りに行ってほしいです。
駿くんは、いいトレーナーさんもついていたと思いますので、しっかりケアして戻ってきてくれるといいなと思います。
彼も天才ジャンパーでありながら、この若さで怪我に泣かされてきました。
穏やかで素直で、真摯にスケートに向き合っている印象です。
自分に足りないところも冷静に把握して地道に努力を続け、成長を見せてくれていると思います。
全日本後に所属が高校名になっていましたが
フジコーポレーションとの契約が切れたのでしょうか。
新しいスポンサーがつくのか、大学所属で行くのか、はたまた海外⁉️
などと勘ぐってみてますが…さっぱりわかりませんね(^_^;)
もう、高校を卒業して大学も決まっていることでしょう。
節目ですから、環境がガラリと変わって
世界ジュニアをとって!
新たなスタートを切って頑張って欲しいなと思います。
二人とも、優真と切磋琢磨して来た親友ですからね。
応援してます。
さて、世界選手権に話は戻りますが
もちろん優真は、昨年の世界選手権と
北京五輪の銀メダリスト
世界ランキングもネイサンに次ぐ2位
当然今回の大本命となります。
でも、昌磨も調子はいい👍
最高のボレロをステファンに見せると気合も十分!
ビンスも北京のリベンジに燃えている🔥でしょう!
誰がなっても初の世界王者です。
若手のマリニンくんも伸びしろは未知数…
大躍進、ありえますよね。
友野くんも、連戦大変だけど
今こそ代打のスペシャリスト(褒めてます!再)としての本領を発揮して、狙っていってほしい!
ネイサン不在はやっぱり寂しいけれど
だからこそ、
ネイサンがいないからの棚ぼたといわれないように
みんなが全力のパフォーマンスを見せてくれることを期待したいです。
話は少しそれますが…
このところ、平野歩夢選手の会見があり、たくさんの記事にもなっていますが、
彼はなんだかしゃべりがうまいというわけではないし…穏やかでフラットな語り口で、カッコつけたりもしないのですが…
ひたすらかっこいいですよね。。(*´˘`*)♡
(何なんだろ?)
やってきたことはもちろんのこと。
大技のこと、メダルのこと…
素直な気持ちを吐露しても…
なんだかとっても芯が通ってる感じで…
自分を大きく見せようとしない自然体だからかな?
余計なこと(言い訳とか?)言わないからかな〜〜
とにかく…
(話はまた戻る…)
野暮なことは言わずに
世界選手権!
清々しい大会を期待したいです!!
(みんな怪我には気をつけて!!)
応援してます(o尸'▽')o尸゛ガンバー