あずきう〜まん

スケオタ 万年初心者スケーター

春の風に吹かれて〜微笑みのプログラム

昨夜の興奮さめやらぬ私

もう、ワールド中は、

引きこもりを決め込んでいますがw

ちょっと野暮用で外に出ると

裏ボアのパーカーを着ている自分が

季節に取り残されていることに気づきました。

桜の花も咲いています。

この暖かさだと

あっという間に満開になりそうです。

 

ちょっとだけ春の空気を感じて

すぐに家に戻ったわけですが

 

私の中で昨夜の

『Vocussion』

何度も録画を見たということもありますが

頭の中でも何度も再生されているのですが…

 

ついに、完成を見たんだなってジワジワと実感しています。

 

振り付けは基本変わっていないのだろうと思います。

優真が、ローリーの求めたものを自分のものとしてやっと演じきれたんだと思います。

 

プログラムは振付師の元を離れ

スケーターのものになっていくものなのでしょう。

 

ローリーのことはよく知らないけれど

お母さんを亡くしたり、辛い時期の浅田真央さんを自宅に招いたり、あのSmileという作品を授けたり

という話はよく知られた話です。

 

亡きデニス・テンもローリーの教え子だったということも…

真央ちゃんが、ローリーのところで過ごしたときの写真にデニスもうつっていますよね。

 

私の思うところ

ローリーさんとは、スケーターに愛をもって

その人に演じてほしい作品を授けるんだと思います。

振付師さんはみんなそうかもしれませんが

誰にでもというわけではないんだと思います。

 

『Vocussion』

デニスが演じたときは違う名前でしたし

前にも話したのですが、ヨーヨー・マシルクロード・アンサンブルの膨大な楽曲の中の一部で

曲も同じところも使っていますが、

デニスはフリーでしたので違う部分とも組み合わせた編曲になっているわけです。

もちろん振付も世界観も違いますが 

 

私も、デニスのものとは同じだと思ってはいなかったし、優真を見てデニスを思い出すということもあまりなかったんですが…

 

春のうららかな風に吹かれたときに

フッと思ったのです。

 

もちろん、ローリーは、優真にデニスの真似をしてほしいなんて思ってはいなかったと思います。

 

あのデニスの演技

なんとも言えない微笑みをみせるところがあるんですね。

 

今回、優真の表情が笑っているように見えたところがありました。

 

前の投稿で、ジャンプの軸がずれたけどきれいに着氷できたから笑みがこぼれたのだろうとか言いましたし

実際、余裕があったから表情が和らいだんだろうとも思います。

 

ローリー先生は、顔の細かい表情まで指導してくるという事を優真が言っていました。

 

ローリーが指導した振付も求めたイメージも

デニスのそれとは違っていたと思います。

 

でも、根底に流れている何か

きっと同じものがあったのだと思います。

 

多分、ローリーも、優真も意図せずして…

 

デニスの慈愛に溢れた微笑みと

まだ少年の優真の無垢な微笑み

 

それは違うものでありながら

どちらも内面から自然に湧き出たものなのだと

感じました。

 

それは誰にでも現れるものではないのだと思います。

 

ローリーさんは、優真と直接会えてはいないけれど

その湧き出る微笑みの瞬間を

この子なら見せてくれると直感したのかもしれませんね。

 

 

優真が世界にはばたいた日

春の風に吹かれて…

 

 

#鍵山優真

#Vocussion

#ローリー・ニコル

#デニス・テン